タイの告別式
先日亡くなられた先生の告別式
2018年12月1日
お通夜と同じお寺で執り行われた。
14:40同じ学校の先生が向かえに来てくれた。公務員は、礼服の白い上下のスーツ姿。私たちは、黒系の服ならよさそう。学校の寮に住む他の先生を乗せて、お寺へ。
お寺につくと、受付らしき学生から赤い糸をもらう。
なんの為か聞くと、弔問客に敬意を表する意味らしい。
周りを見ると、服のボタンにひっかけている。さりげなく真似をする。
言葉のわからない国では、周りを観察する癖がついた。日本にいたら、あまり気にしなかったことも、異国では必要。
座っていると…参列者の紹介らしきアナウンス。
身分の上の方だろうか?
僧侶の方へのオレンジの袈裟を寄付されているよう。
そのあと公務員の先生方、代表の学生たち(たぶん、優秀な子だと思う。選ばれてるっぽい)が参列。
そして、花を手向ける。
次に一般の参列者のお別れ。
私も一輪花を手向ける。
日本なら、お経をあげたりする所、すでに何日もしているので…最後は、あっさりしている。
涙する人は、ごく身内の人くらい。
帰り際に、香典返しのような品を受け取り、適宜解散。
その後火葬される。
人は生まれた瞬間から、死に向かい生きる。
よく生きる事は、よく死ぬ事。
果たして、癌を知りながら治療をしなかったのは良かったのかは、本人しかわからない。体調を崩され入院した時にはすでに手の施しようがなかったと聞いた。
ただ、突然の事故・死とは違い…準備の為の時間が数週間持てた事は、身内にとってはよかったと思う。
魂と肉体が離れただけで、ご本人にとっては、痛みや苦しみのない世界にいられることは幸せなのかもしれない。
#日本語パートナーズタイ6期